夢のカウンタック



私は車が好きである。特別に入れ込んでいるわけではないけどね・・・・。
だから、特別高い車は手に入れた事はないし、ドレス・アップなんかも興味なくてノーマルのままに乗っています。

最近はツーリング・ワゴンやら、ワンボックスの大きな車が流行っていますが、私はいつまでたってもスポーツカーが一番好きだなぁ。実際、自分の所有する車は、今じゃ軽自動車だけど!!

私くらいの世代だと、小学生の頃にスーパーカー・ブームってのがあったんだよね・・・。日本中、西も東もそりゃぁ、大騒ぎ!!(笑)

車そのものだけでなく、スーパーカー消しゴムなんて代物も出てきて、ボールペンではじいてよく遊んだものです。これも、全国規模で流行ったと思うな。
とにかく、私は他の者に負けないくらいスーパーカーに魅了されてましたね。

当時の車で一番のお気に入りは、なんてったってランボルギーニ・カウンタックです!フェラーリやランチア、ポルシェといったメーカーの車だってもちろん好きだったけど、やっぱりランボルギーニだよな!中でもカウンタックがいい!!
顔もいいが、ガルウィングがなんともいえないっす・・・・。

そんな私の思いが届いたのか、隣町でスーパーカー・ショーというのが催された事があったんですよ。と、いっても大きな家具屋の駐車場でやった、小規模なものだったけどね。(笑)

私は友だちと、彼のおじさんに連れていってもらいました。その催しのチラシを見て、そこにカウンタックが展示されるのは既に知っていました。後はどんな車があるんだろう・・・・期待で胸がいっぱいでした。

「な、なんじゃあぁぁぁ!?」

そうです。あろう事か、カウンタック以外は子供向けのゴレンジャーなんかに出てくる奇妙な車だったんです!!(泣)

いくらなんでも、そりゃねえだろ・・・・・子供心に思ったものです。確かに、特撮ヒーローが乗ってたんだからスーパーカーには違いない。でもスーパーカーが流行ってる御時世に、どこの誰がロケットみたいな車を見たいというんだい?

大人は汚いよ!

そう思ったのは言うまでもありませんね・・・・・・。そんなヒョウキンな罠にはまりながらも、嬉しかった事もありました。あの憧れのカウンタックの運転席に座り、ハンドルを握る事ができたんですよ。

しかし、気になる事が一つ・・・・・。そのカウンタック、右ハンドルだったんだよなぁ。偽物じゃないよな?


イギリス仕様とかだよな?

私の憧れを踏みにじってないよな・・・・・・?



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