レコーダー



今どきの子は、最初から家庭に録音機くらい当たり前の様にある事と思う。

今やそんな程度の家電などタダ同然の値段で売っているので、自分用に買ってもらうにしても親の負担も少なく、簡単に入手できるのではないだろうか?

私が初めて何かを録音したいなどと思いたったのは、割と早い小学校低学年の頃だった。もちろん我が家にはカセット・レコーダーなんて無かった。(苦笑)

まだまだ出始めだったであろうカセット・レコーダーは当時はまだ高く、ガキに簡単に買ってくれる様な代物ではなかった。

その頃には既に壊れて使い物にならなかったものの、親父が学生時代に親兄弟に駄々をこねて買ってもらったらしいオーディオがあったので、録音機ももしや有るのではと聞いてみたところ……

あったのだ! やはり多少、壊れてはいたが……。(苦笑)

それは今では業務用の機器でしかお目にかかれないであろう、オープンリール式のレコーダーだった。

この様なレコーダーを御存じの方はどれくらい居るだろうか?(笑)

映写機の様な大きいカセット?二つ(片方は空)を装着し、テープをビロビロと手で引っ張って繋いでから操作するのだ。結構、手間がかかる。

しっかりテープを繋がないと、回ってる最中に外れてしまうしね。

そう…しばらくの間、私はこれで色々と録音して遊んでいたのだ。巻き戻しボタンが壊れていたので、装着してあるテープを外し、反対につけかえて早送りして対処するなど、苦労もあったが楽しかったものだ。

当時は近所の電器屋に行けば、専用のオープンリール・テープが当たり前の様に売っていた。まだまだ現役だったんだよね。店頭から姿を消したのは何時頃だったのだろうか?

実は、このオープンリールのレコダーだが、まだ実家に残されている。何となく捨てるのが惜しかったのだ。使いもしないくせに…ね。

壊れているとはいえ、『なんでも鑑定団』なんかに応募したら凄い値がついたりしないかな? 骨董価値があるとか言って。(笑)

このページを見た方で欲しい人、います?

お手頃な値段でお売りしますよ。ぐっふっふっふ♪

ま、その後は通常のラジカセなんぞを買ってもらい、好きなTV番組なんかを録音してました。まだビデオなんて登場してなかったからね。

多くの方がそうだったとは思いますが、私も御多分に漏れずライン入力を知らなかったので、TVの前に陣取って録音してたな。

「録音するから静かにしろー!」

…とか言ってね。やったでしょ、皆さんも?(爆)




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