とにかく我々一行は、青い空、青い海の代名詞とも言えるハワイにやって来た。 アロハ・タワーで携帯電話や、JTBが用意している市内観光バス『オリオリトロリー』の乗車カードを受け取った後、私達は弟や相手方の親戚と別れて自由行動である。 ホテルのチェックインまでの時間を適当にアロハ・タワーで潰した後、ワイキキに向かう事に。とりあえずは邪魔な荷物を片さない事には身動きがとれないですからね。 今回も思いましたが、JTBの『オリオリトロリー』はマジで素晴らしい。観光客向けに奇抜なデザインにしているおかげで、小々恥ずかしいのだがカードを見せるだけで滞在期間中、何度でも利用できるのは便利である。 特に海外に慣れていない方にとって…アメリカ紙幣やコインの勘定がままならないうちはタクシーに乗るのも不安なものだ。そこが例え日本人の多いハワイであっても…ね。ちなみに『オリオリトロリー』はこんな感じ♪ 宿泊したホテルは『オハナマリア』。クヒオ通り沿い、免税店(DFS)に隣接しているホテル。近くのビーチまでも徒歩で5分ほど…と立地条件としては申し分の無い所です。
今回のハワイ旅行、弟夫婦が料金を負担して親兄弟を誘っているので、我々の宿泊するホテルなどは低料金(Dクラス)なのだそうだが、なかなかどうして良いホテルだった。 ガイドブックによると、ワイキキ市内にあっても日本語を話せるスタッフが一人も居ない…というクラスらしいのだが、実際にはそんなこともなかった。 ま…ただ、早朝にユニットバスの洗面台に小さな蟻がたくさん出てくるのには驚いたが。(笑) 以前にハネムーンで来た時は近くの『ワイキキパーク』というホテルに宿泊し、DFS近辺を拠点にしてウロついていたせいか、7年経った割にワイキキの地理を覚えていた。おかげで何処に何という店があるか…までわかっていたので小々、気分が良い。この近辺だけなら自分の庭も同然ってなもんだ。(本当か?)
まずは荷物も部屋に置いて身軽になったので、近くのビーチに出掛ける事にしました。到着した当日は疲れも溜まってるので、せいぜい散歩やお買い物くらいしかできはしないからね。 記憶を頼りにシェラトンの裏にあるプライベート・ビーチに向かった。ほぼ覚えていたのだが、ちょっと迷ったところ外人さんに声をかけられた。流暢な英語ではあったが、なんとか私でも聞き取れた。 「何処のホテルを探しているのですか? シェラトン、それともロイヤル・ハワイアンですか? 良かったら案内しましょうか…といった内容の様だ。 私がホテル名を言われる度に「ノー」と答えてる脇から急に、カミさんが「シー」とか言ってるではないか。気持ちはわかるが、こういう場合…… ビーチに行きたいと言わんか? 案の定、ビーチに行きたいと言った途端に解決したぞ。(笑) そこで藍里は海で泳ぐという初の経験をしました。いきなりハワイにて海デビューというのも贅沢な話である。 しかし3時をまわった時刻だった為、波も少し強くなってきており藍里にとっては恐かったみたいです。 何だかんだで夕方になり、ちょっと贅沢な食事でもとろうという事になった。カミさんの調べた情報によりロブスターなど海鮮料理が旨いと評判の店に行った。藍里もお子さまランチがある上に、風船まで貰って大喜び。 が、藍里はそう何口も食べないうちに白目をむきながらグラグラと揺れ出したではないか。最初はふざけているのかと思ったが、本当に体力の限界だったらしい。 料理の盛られたお皿に顔を突っ込む直前に、隣に座っていたお袋がキャッチ! その後、店のお兄さんの計らいで椅子を2つ並べてもらい私達の食事が終わるまで簡易ベッドで寝ててもらいました。それにしても直前まではしゃいでいたのだから藍里の根性も大したものである。 しかし結果としては、藍里だけ旨い料理をろくに食べる事なく寝てしまった事になるね。可哀想だから夜中にお腹を空かせて起きてしまうのを見越して、ABCストアでチキン・ナゲットにポテトフライ、可愛い人形がくっ付いているペットボトルを買ってホテルに戻りました。(しっかり夜中に食ってたっけ) ちなみにホテルの鍵はカード型のもの。磁気がコーティングされた向きで差し込んで下にス〜ッと引くというものだ。私やカミさんは特に問題無く扱えたが、なんとお袋のボケまくりがここから始まった。 部屋の前で別れて間もなくドンドンと部屋をノックする者がいるので何事かとドアを開けると、「なんか、この鍵…不良品みたいなんだ。開かないよ」とお袋が廊下で立ち尽しているではないか。(笑) 「差し込む向きってのがあるんだぞ。ちゃんとやったか? んじゃなかったら、あんまり速く引いても駄目だかんな。とりあえず自分で出来なきゃ話にならないんだから、もう一回やってみ!」 そうして再びやらせてみたところ、今度はすんなりと開錠された。私はこれで解決したと思ったのだが、実は帰るまでに同様の騒ぎを少なくとも4〜5回はやってくれたのである。勘弁してくれ……。(苦笑) 私は夜にはインターネット・カフェにでも繰り出して遊ぶつもりでいたのだが、ちょっとベッドに横になった途端、深い眠りに落ちてしまった。やはり疲れていた様である。おかげで夜遊びをする計画がパーになっても〜た。 しかし、これで良かったのかもしれない。何故なら2日目は更なる試練が待ち受けていたのだから……。 *** 続く!*** |
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