3泊5日など、本当にアッという間である。最後の自由になる1日が始まってしまった……。 翌日の朝8時にはシェラトン・ホテル近くのバス・ターミナルに集合して空港に向かう事になっている。つまり、最終日には何もできないのだ。 滞在3日目の本日を有意義に過ごさなければ悔いが残ろうってものである。 案の定、今日も早起きした私は一人ワイキキの街へ繰り出した。カメラを持って再び近くの浜辺に行き撮影。この数日ですっかり慣れ親しんだ風景だが、次はいつ来れるかわからない。しっかりと目に焼きつける……。 近くのコーヒー・スタンドで飲み物を注文しベンチに腰掛けて一服。最初はどうもコインの値段がわからず紙幣しか使えなかったのだが、3日目ともなると結構すんなりと小銭でも買い物ができる様になっている。(当たり前だってか?) 途中、再びインターネット・カフェ(もどき)に立ち寄りホテルに帰還。 朝のお散歩と言っても、ほんの数十分程度だ。予定が詰まっているのでノンビリしてる暇は無い……。 この日は相手方の親戚と一緒に朝食をとる事になっていた。カミさんと娘の支度が終わるのを待ち、お袋を連れて皆に合流。なんでも、安くて美味しい食事ができる所を知っている叔母さんがいるというのだ。 そこで連れて行ってもらった所とは、シェラトンの1階にあるオープン・カフェの事であった。なんか、そこに宿泊していない者は利用できない様な気になっていたが、そんな事はないらしい。 バイキング形式なので自分で好きな品を選び、海を間近で眺めながらの朝食である。潮風を受けながら頂く食事は、格別に旨く感じる。そんでもって私なんぞは朝からバドワイザーなんか飲んでたりして♪ 楽園だぁ……。(爆) この後は別行動になったわけだが、結局とりわけ楽しい場所に行く事はできなかった。今日まで大人の事情で引っ張りまわされている藍里が楽しめる所に行くしかないし、お袋もそれなりに満足できる場所を探すしかない。 しかも、あまり遠い場所にするとお土産を買う時間も無くなってしまうし、何よりも藍里を疲れさせ過ぎてはいけないので近場しか無理……。結局はアラモアナに行く事に。波が穏やかだと定評のビーチがある上にショッピング・モールまであるから一石二鳥というわけだ。 到着した初日に藍里を泳がせたビーチと違い、波が穏やかなので今回は海を怖がらずに泳いでくれた。放っておけば何時間でも泳いでいたがってたが、水着を持たず、ただ荷物番をしてるお袋もしびれを切らしてきたので1時間ちょっとで切り上げる。日焼け止めオイルも塗っていなかったしね……。 アラモアナ・ショッピングセンターも二度目だが、店がいくつか変わっていたので多少、新鮮味があった。食堂コーナーみたいな所があったので、そこで食事をする事に! 店の数は凄いが、売られているメニューの大半はコッテリ系の料理ばかり。日本にホームシックになどならないものの、さすがに飯くらいはサッパリした物が欲しくなってくる。仕方が無いのでホットドッグくらいで我慢。 私は中央部にパーティションで区切られただけのバーで、再びビールを注文。 なんとそこでは、他所の店で買った食事は持ち込んでも良いのだが、酒はパーティションから外に持ち出してはいけないらしい。大した英語力は無い私でもマスターの説明くらいは理解できたので、その場で一気飲み。(笑) 日本の観光客が多いワイキキ周辺の店の大半は、チップも料金に加算済みで気にしなくても良い様になってるのだが、バーは違ったらしい。近くの客を見ていると多少、多めに料金を払い、お釣りの分をチップとしている様だ。 私も真似をして、慣れてる観光客のフリをする。 カミさんと藍里、お袋の元に戻った私はそのやりとりやマスターとの会話などを得意げに説明してやったのだが…会話といっても、実はYesとかYah、OKの3つくらいしか言っていなかったのはここだけの話である。(爆) アラモアナも充分に見てまわると再びホテルに向かったわけだが、実はこの旅行中ことある度に相手方の親戚とバッタリ会ってしまっていた。お互い向かう場所など示し合わせてなどいないのだが、面白いほど会ってしまうのだ。 オアフは狭いのか?(笑)
その後、ホテル近くの店で親戚や友人達のお土産を買ってるうちに夜も更けていきました……。部屋に戻れば、明朝の早い出発に備えて荷物作り。 ボンヤリとホテルのベランダで煙草を一服しながら見下ろす、大して良いわけでもない景色も、これで見納めである。そう思うと、小々寂しくもなる。 そんなこんなで、この旅も終わりました。長々と書き綴った当エッセイを最後まで読んで下さった皆さん、有難うございました〜♪ 最後に…… もう一度、行きてーなー!(笑)
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